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動画を見る:Husqvarna Viking Jade 35: How to Load an Embroidery Alphabet(SewingMastery.com)
思い立ったらすぐ、あなたの言葉を刺繍に。Jade 35なら、フォント選択から配置調整、連続(モノクロ)縫いまでスムーズに完走できます。この記事では動画の手順を読み物として再構成し、要点とコツを詰め込みました。

学べること
- アルファベットを読み込み、文字入力・編集する基本操作
- 枠サイズの確認とデザインの位置・回転・拡大縮小の調整
- STOPライトの使い分けで、文字ごとの停止を制御する方法(モノクロ縫い)
- ジャンプステッチの整え方と、仕上がりを左右するテンションチェック
- トラブル時の見直しポイント(枠サイズミスマッチ、位置ズレ、糸切りタイミング)
はじめに:Jade 35でアルファベットを選ぶまでのナビ 刺繍デザインが表示されたままでも、電源を落とす必要はありません。右上のステッチメニューボタンをタッチして、左向き矢印で前の画面へ戻ればOK。メインメニュー(USB、Designs、Font)に戻れます。ここで“Font”フォルダに進むのが第一歩です。

小さな迷子を防ぐヒント:間違って別のデザインを選んでしまっても、左矢印で引き返せます。焦らず一歩ずつ、メニュー階層を遡りましょう。

Fontに入れたら、フォルダ選択が正しいかを確認。画面に“Font”がハイライト表示されていれば準備は万端です。

プロのコツ
- 目的のメニューに着地したら、深呼吸して画面の表記を読むクセを。操作ミスの9割は“見落とし”が原因です。
- 編集途中で戻る場合も、矢印キーを使って現在位置を把握しながら進めると混乱が減ります。
フォント選択とテキスト編集の基本 Clarendonフォントには12mm/20mm/30mmのサイズが用意されています。今回は扱いやすい“Clarendon_20”を選択してOKで確定。

ここで覚えておきたいのが、Jade 35は内蔵以外のフォントも“Quick Font”や付属のEmbroidery Introソフトで拡張できる点。パソコンのフォントを刺繍データへ変換すれば、アルファベットの幅が一気に広がります。なお、この段階ではあくまで“フォント選び”に集中。サイズや文字間は後で微調整できます。

A/a/1ボタンで「大文字→小文字→数字・記号」と切り替え、文字を一つずつタップして“Jade”を入力。途中でタイプミスに気付いたら、矢印でカーソルを移動し、ゴミ箱アイコンで該当文字のみを削除すれば大丈夫。最初からやり直す必要はありません。

例えば“E”を重ねてしまったら、該当文字をハイライトして削除→正しい文字を再入力。大文字/小文字の入れ替えも、A/a/1の切り替えで即対応できます。編集は一文字単位で行うのが鉄則です。

クイックチェック
- 画面の表示が狙い通りの綴り・大文字小文字になっているか
- 不要なスペース(空白記号)が混ざっていないか
- A/a/1の切り替え状態が想定どおりか
注意
- 文字を削除するときは、必ず該当文字がハイライトされていることを確認。違う文字を消すと手戻りが発生します。
- ここではまだ縫製設定に入らないので、サイズをいじり過ぎないこと。大変更は刺繍画面で行う方が安全です。
縫い始める前の準備:枠・位置・サイズの最終確認 “PROG(Program)”を押すと刺繍画面に移行。まずは推奨枠サイズの表示に注目します。例えば、文字が小さければ80×80mmの小枠に収まる案内が出ますが、実際に取り付けている枠が240×150mmなら、枠アイコンから240×150mmに変更してOKを押しましょう。物理的な枠と画面上の枠サイズが一致していることが大前提です。

枠サイズを合わせたら、矢印でデザインの位置を微調整。ALTに触れると回転・拡大縮小が可能になり、“+/−”で高さや幅のバランスを調整できます。なお、初期値から外れた設定はハイライト表示されるため、どこを変更したかが一目で分かります。

さらに安心の“周囲チェック”を実行。四隅を順番にトレースし、5回目で中央に針が来ます。布端や縫い目、縫いたくない部分にかからないか、物理的な余裕を目視確認しましょう。

ここでの最終確認が縫い直しを防ぎます。位置、回転、サイズの“今”を把握して、想定どおりのレイアウトに整えてから進みます。

豆知識:市販アクセサリーの話題として、磁石で布を押さえる仕組みの“磁気フレーム”もあります。例えばブランド横断のアクセサリーとして知られる磁気 刺繍枠 embroideryは、厚手や段差のある素材で活躍することも。ただし本記事はJade 35の標準枠での運用に基づく解説です。
刺繍スタート:停止管理と連続(モノクロ)縫い 押えを下げ、START/STOPで縫い始めます。スタート直後は枠の動きがやや大きくなりますが、これは装着枠の認識・確認のため。ほどなく“糸端をカット”の表示が出たら、曲がりバサミで糸端のみをカットします(針に通っている上糸は切らない)。

ここで多くの方が疑問に思う“なぜ止まるの?”への答え:STOPボタンのライトが点灯していると、文字ごとに停止します。色替えを前提にした動作ですが、単色で一気に縫いたい場合(モノクロ縫い)は、指示にOKで応じた後にSTOPを押してライトを消灯。再度START/STOPで連続縫いに移行できます。

連続縫いに切り替われば、残りの文字を止まらずに縫い進めます。小さな糸端は後でまとめてカットするので、この段階では無理に触れず、糸切り指示が出たときだけ確実に処理しましょう。

注意
- 糸端を切るときに、針に通る上糸を切らないこと。万一切ってしまったら、落ち着いて上糸をかけ直しましょう。
- 布のたるみや安定紙の浮きは、配置ズレや糸絡みの原因になります。縫い始め前の周囲チェックで発見し、ここで解消しておくのが肝心です。
仕上げの美学:ジャンプステッチ処理とテンションチェック 縫い上がったらOKで完了。ここからは“見た目”を整えるフェーズです。曲がりバサミの刃を文字間のジャンプステッチに沿わせ、指(またはピンセット)で糸を少し持ち上げながら、布の際でスパッとカット。最後の1段を切り残すと“ポツ”が残るので、刃先をきちんと最奥に当てるイメージで。

この“押し当てて・持ち上げて・根本を切る”手順に慣れると、刺繍の清潔感が格段に上がります。ジャンプステッチの整えは、文字刺繍の仕上がりを決める最終工程です。

テンションの目安もチェック。背面ではボビン糸(白)が少し見え、同時に上糸(例:青)が均一に出ているのが理想。表面は上糸のみが見え、エッジが滑らかなら合格です。エッジがギザギザ、または表に白いボビン糸が覗くなら、上糸・下糸のかけ直しや、ボビンのテンション部への正しいセットを再確認しましょう。

クイックチェック
- ジャンプステッチに“切り残し”や“糸のポツ”がないか
- 背面:白(ボビン)と上糸のバランスが取れているか/表面:上糸のみで滑らかなエッジか
- 仕上がり位置は想定どおりか(布端との距離、まっすぐ縫えているか)
プロのコツ
- 曲がりバサミは“押し当ててから切る”が鉄則。刃先の入りが浅いと、残り毛羽が出やすくなります。
- 連続(モノクロ)縫いにすると、糸替えの手間が減るだけでなく、文字間のつながりが安定して仕上げの糸処理も楽になります。
Jade 35で広がる文字刺繍の可能性 Jade 35の魅力は、内蔵フォントだけに留まりません。付属の“Quick Font/Embroidery Introソフト”でPCのフォントを刺繍化すれば、手持ちの書体を作品化できます。サイズは刺繍画面で都度調整でき、回転も自由。四隅トレースを組み合わせれば、限られたスペースにも正確に配置可能です。
また、市場には多彩な枠・フレームや補助ツールが存在します。例えばHusqvarna系の環境に関心があるなら、関連アクセサリーの話題として磁気 刺繍枠 for husqvarna vikingやhusqvarna 磁気 刺繍枠といったキーワードで情報収集すると、素材や厚みによっては作業性が向上するケースもあります。あくまで一般的な話題であり、本記事の手順は標準枠での運用に基づいています。
さらに、アクセサリーブランドではdime 磁気 刺繍枠のような磁気押さえ方式の製品群も知られています。厚手トートやキルト地など、固定が難しい素材を扱う際のヒントとして覚えておくと応用が利きます。ただし互換性・適合は個別確認が必須です。
別ブランドの刺繍機でも、一般論として“磁石で布を挟む”magnetic フレームは取り回しを助ける選択肢として話題に上ります。導入の際は、メーカーガイドラインと枠サイズの許容範囲を必ず確認してください。環境に合わないフレームは、誤動作や品質低下の原因になり得ます。
Husqvarna環境に関する一般的な検索語としては、刺繍枠 for husqvarna vikingのようなキーワードもあります。情報の鮮度や対応モデルの記載を重視し、公式情報・信頼できる解説を優先しましょう。
最後にもう一つ。汎用的に“磁気 刺繍枠”というワードで情報を集めると、レビューや作例が大量に見つかります。見極めのポイントは、実際の素材・厚み・段差の条件が自分の作品と近いかどうか。条件が違えば、評価も使い勝手も変わります。
コメントから 今回はYouTubeコメント情報の提供がありませんでした。質問の多いポイント(停止の解除、ジャンプステッチの切り方、テンションの目安)は本文内の“注意”“クイックチェック”“プロのコツ”を参考にしてください。
おさらい:最短ルート
- ステッチメニュー→左矢印でメインメニュー→Font→Clarendon_20を選択→OK
- A/a/1で文字種切替→“Jade”を入力→矢印とゴミ箱でピンポイント編集
- PROGで刺繍画面→物理枠に合わせて枠サイズを選択→ALTで回転・サイズ調整→四隅トレース
- 押えを下げてSTART→指示で糸端カット→STOPライトを消して連続(モノクロ)縫い
- 仕上げにジャンプステッチを根元カット→背面テンションと表面エッジを確認
この流れに沿えば、Jade 35での文字刺繍はぐっと快適に、仕上がりはぐっときれいに。あなたの言葉を、作品の顔へ。次は別の書体やサイズにも挑戦してみましょう。
