Baby Lock Allianceの上糸通し完全ガイド:自動針糸通しと色替えを最短で

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Baby Lock Allianceの上糸通し完全ガイド:自動針糸通しと色替えを最短で
Baby Lock Allianceの上糸通しは、番号ガイドに沿って進めれば想像以上にスムーズ。自動針糸通しは「2回押し」の流れをつかむのがコツ。さらに、次色の糸をステージングして「結んで引き抜く」テクニックを知れば、色替えの停滞時間を最小限にできます。本記事では、動画の手順を日本語でやさしく整理し、テンション目安や引っかかり対処まで要点だけをギュッとまとめました。

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Table of Contents
  1. なぜ単針なのに4本立て糸スタンド?
  2. 手順で理解する:Allianceの上糸通し
  3. 自動針糸通しをマスターする
  4. 色替えを電光石火で進めるコツ
  5. テンションについての短いメモ
  6. クイックチェック
  7. トラブルシューティング
  8. コメントから:視聴者の声と補足情報

動画を見る:Threading Your Baby Lock Alliance(Sew At Home Classes)

単針だからといって、色替えに時間を取られる必要はありません。Allianceは4本立ての糸スタンドと自動針糸通しを活かせば、段取り良くスムーズに稼働できます。ここでは、動画の手順を日本語で整理し、迷いやすいポイントを「見落としゼロ」で通過するコツをまとめました。

Instructor stands next to the Baby Lock Alliance embroidery machine, introducing the threading process.
The instructor begins by explaining the purpose of the four-spool thread stand on the single-needle Baby Lock Alliance.

学べること

  • 4本立て糸スタンドの活用と“ステージング”の意味
  • 上糸通しの正しい番号ルート(丸なし番号)と注意点
  • 自動針糸通しの使い方(2回押しの流れ)
  • 次色の準備から「結んで引き抜く」色替えテクニック
  • 上糸テンションの初期目安とチェック方法

なぜ単針なのに4本立て糸スタンド? 単針機でも多色刺繍は当たり前。そこで役立つのが、糸スタンドに4色を“ステージング(事前準備)”しておける仕組みです。あらかじめ使う順に糸端を整えておくことで、色替えごとの段取りが短縮され、作品の流れを止めにくくなります。実際、Allianceのスタンド上で次の色を通し口まで準備し、専用のカッターで保持しておくと、切り替えのストレスがぐっと減ります。なお、他社の枠やアクセサリーについては本動画では扱われていません(例として市場にはbabylock 刺繍枠など関連用語がありますが、本記事では機能解説のみを行います)。

手順で理解する:Allianceの上糸通し 最初に確認するのは「どの番号ガイドを使うか」。Allianceには番号付きの通しルートが示されていますが、上糸通しで使うのは“丸で囲まれていない番号”です。丸付きはボビン巻き用なので混同しないよう注意します。

Close-up of the numbered threading guides on the machine's thread antenna.
The threading path for stitching is indicated by numbers without circles, distinguishing it from the bobbin winding path.

上糸に使う糸端は、指で軽くねじって細く整えるとガイドに通しやすくなります。これは細部の作業性を上げる小さな工夫。糸がばらけやすいと感じるときに試してみてください。なお、磁気式の枠など別アクセサリーの情報(例えばbabylock 磁気 刺繍枠や磁気 刺繍枠 for babylock)は本動画の範囲外です。必要な場合はメーカー資料や販売店情報をご確認ください。

上糸通しの実手順(スプールからテンションまで)

  • #1ガイドに“背面から前面”へ通す。
  • 続いて#2へ。ここを飛ばすと後工程で引っかかりやすくなります。
  • プレテンションディスクの下をくぐらせ、メインのテンションダイヤルに回しかける。
  • メインダイヤルの下のテンションディスクにもしっかり収める(“カチッ”と座るイメージ)。

ここまでで“上糸の骨格”が決まります。ダイヤル横から見える線が2.5〜3本程度なら初期の目安に。

A finger guides yellow thread around the white upper tension dial.
The thread is wrapped around the main tension dial, a crucial step for achieving balanced stitches.

プロのコツ

  • どこかを省略すると、縫い始めの糸切れやステッチの不均一につながります。違和感があれば、ためらわずに一度上糸を戻してルートを再確認しましょう。磁気 刺繍枠 for babylock 刺繍ミシンなどの用語を見かけても、本機の通し手順とは無関係です。混同しないよう、通しは常に番号に忠実に。

テンションから天秤(テイクアップレバー)へ テンション周りを通したら、溝を「下→上」とたどってテイクアップレバーに糸をかけます。レバーのフックに確実に収まっているかが重要。見落とすと縫いが成立しません。必要なら手回しでレバーを最上点に持ち上げ、右から左へかけ直します。

Blue thread being guided up and through the metal take-up lever.
After passing the tension dials, the thread is routed through the take-up lever, which moves up and down to form stitches.

さらに溝を下り、ニードル上部のメタルガイド(位置#6)を通過。ここでアンテナ側の内蔵スレッドカッターで余分を整えられます。糸端を整えておくと、この後の自動針糸通しがぐっと成功しやすくなります。

注意

  • テイクアップレバーを外していると、上糸が引かれずループや糸絡みの原因に。レバーは“必ず通す”を合言葉に。

自動針糸通しをマスターする 最後の難関は針穴ですが、Allianceには自動針糸通しが搭載。コツは“準備→押す→整える→もう一度押す”という2ステップの流れです。

1) 特殊ツールで上ガイドに糸を置く 付属のフォーク状ツールで、針の上にある小さなガイドへ糸をすっと差し込みます。これができると成功率が大幅に上がります。

Using a white forked tool to place the blue thread into a guide above the needle.
The special threading tool is used to easily position the thread in the final guide before engaging the automatic needle threader.

2) 液晶の針糸通しボタンを押して機構を起動 スクリーンのアイコンをタッチして機構を降ろします。

A finger pressing the needle threader button on the machine's LCD screen.
Pressing the needle threader icon activates the automatic threading mechanism.

3) 針を囲む2本のツメの下に糸を滑り込ませ、左側の小さなフックにも引っかける ここがもっとも細かい操作。糸が上ガイドと左のフックに“掛かっている”状態を確認しましょう。

Close-up of the automatic needle threader prongs surrounding the needle.
Once activated, two small prongs descend and surround the needle, preparing to catch the thread.

4) 右側のカッターで糸端を整える 糸端を右のカッターでスッと切って、余分をなくします。

A hand guiding the thread under the threader prongs and into a side hook.
The thread must be guided under the prongs and caught in a small hook on the left to ensure the threader works correctly.

5) もう一度ボタンを押す 機構が戻ると針穴から前後方向に小さなループが出てきます。これで完了です。

クイックチェック

  • ループが前から後ろへ抜ける形で出たか。
  • 糸が上ガイドと左フックに確実にかかっていたか。
  • うまくいかないときは一度機構を戻し、ガイド・フックの掛かりを整えてから再挑戦しましょう。

色替えを電光石火で進めるコツ Allianceの強みは、次色を“スタンド上でステージング”できること。次に使う糸を空いているピンに置き、#1ガイドを背面から前面へ通したら、アンテナの白いガイドに沿って進め、先端を内蔵の糸ホルダー兼カッターに差し込んで固定しておきます。

A hand guiding green thread through the first guide on the thread antenna to stage it for later use.
To prepare for a quick color change, the next thread is passed through the first guide on the thread stand.

こうしておけば、現在の色が終わった瞬間に、ほぼ止まらずに切り替え可能。糸端はすでに待機しているので、迷いがありません。

Securing the green thread in the thread cutter on the antenna guide.
The staged thread is secured in the thread holder, which also has a cutter, keeping it tidy and ready.

“結んで引き抜く”方法(最短の色替え)

  • 現在色が終わったら、いったん針から上糸を外し、上方向(アンテナ側)に戻します。
  • 旧糸の端をアンテナのカッターに保持。
  • ステージング済みの新糸の端を取り、旧糸の端と小さな結び目で連結。
  • 針元へ移動し、旧糸をやさしく下方向へ引きます。ガイドとテンション群を通って新糸が針元に現れます。
  • 結び目の手前でカットし、自動針糸通しで新色を通します。

結び目はできる限り小さく。大きいとガイドやテンションで引っかかる原因になります。

A hand taking the finished blue thread and securing it in the antenna's thread cutter.
After a color finishes, its thread is brought back up and secured in the thread antenna, preparing for the quick change.

プロのコツ - 引く力は“やさしく一定”に。強く引くと糸切れや部品への負荷の原因に。結び目が止まったら、無理に引かずガイド近くで手助けします。

Two hands tying a small knot to connect the end of the blue thread to the beginning of the green thread.
The key to a quick color change is tying the new thread to the old one with a small, strong knot.

視聴者の気づきに学ぶ - 「毎回通し直すのは大変?」という声に対して、この“結んで引き抜く”方法は色替えの所要時間を大幅短縮できます。とはいえ、糸の消費を気にする場合は、手慣れた手通しで対応する選択肢もあります。

A hand gently pulling the blue thread from below the needle area, which pulls the green thread through the path.
By pulling the old thread from the needle area, the new thread is drawn through the entire machine path without re-threading.

- 「結び目がテンション付近でほどける」という指摘もありました。結び目を確実に、できるだけ小さく作ること。通過時は急かず、引っかかりを感じたら一旦ストップして位置を整えましょう。

The new green thread has been pulled all the way through and is now at the needle.
The new color has successfully replaced the old one in the threading path and is ready to be threaded through the needle.

注意 - 結び目が大きいとテンションディスクで止まります。止まったら通路をたどって手助けし、難しければ上糸をかけ直してください。

The machine has been successfully re-threaded with the green thread using the automatic needle threader.
The final step is to use the automatic needle threader again to thread the needle with the new color, completing the changeover.

テンションについての短いメモ 上糸テンションの初期目安は、メインのテンションダイヤルを横から見て“2.5〜3本線”が見える位置。これはあくまでスタート地点です。糸や布、安定紙の条件で最適は変化します。試し縫いで上糸と下糸のバランス、表裏のステッチ見え方を確認しながら微調整しましょう。なお、他ブランドのアクセサリー用語(例:dime 磁気 刺繍枠 for babylockやsnap hoop monster for babylock)は本動画の解説対象外です。

クイックチェック

  • 上糸ルートは“丸なし番号”のみを通っているか。
  • プレテンション→メインテンション→下側ディスク→テイクアップレバー→#6ガイドの順で抜け漏れなし。
  • 針糸通し前に糸端を整えたか(右のカッターで)。
  • ステージングした次色は#1ガイドを通り、アンテナのホルダーで固定されているか。
  • 色替え時、結び目は最小・滑らかな形か。

トラブルシューティング

  • 糸が切れる:上糸ルートの抜け(特にテイクアップレバー)や、テンションのかかり過ぎが疑われます。いったん全戻し→番号順で掛け直し→テンションを目安値に。必要なら微調整を。関連アクセサリーの有無(例:baby lock 磁気 刺繍枠)は本件に直接関係しません。
  • 自動針糸通しが効かない:上ガイドと左側の小フックの“掛かり”を必ず確認。糸端の長さと張りも整えてから再トライ。
  • 結び目が詰まる:結び目を小さく作り、引っかかりを感じたら無理に引かず手でガイド通過を補助。詰まりが強い場合は切って最初からかけ直します。
  • どうしても通せない:メーカーのサポート窓口の案内がコメントで紹介されています。ハードの不調が疑われるときは専門サポートへ。

コメントから:視聴者の声と補足情報

  • ズームで見たいという要望:細部の可視性は上達の近道。メーカー側からは今後の動画でクローズアップ機材を増やす旨の返信がありました。
  • リフレッシャーとして有用という声:手順の再確認に本記事のチェックリストも活用してください。
  • 縫っている様子を見たい:メーカーから、YouTubeチャンネルやオンラインクラスへのリンク案内がありました。動作の全体像を掴むのに有効です。
  • 糸やコーンサイズの質問:コメントでは具体銘柄と長さのやりとりがありましたが、購入は各販売店の案内に従ってください。
  • 企業サポートについての意見:サポート体制の印象は地域や状況で差が出ます。機械トラブルは正規サポートの指示に従うのが安全です。なお、他ブランド比較やアクセサリー(例:baby lock 磁気 刺繍枠、磁気 刺繍枠 for brother)は本動画の範囲外です。

補足:用語について この記事では動画の内容に厳密に基づいて解説しています。市場には多様な刺繍枠・アクセサリーがありますが、それらの仕様や適合については本記事では扱いません(例:磁気 刺繍枠、dime 磁気 刺繍枠、磁気 刺繍枠 embroidery)。詳細は各メーカーの公式資料をご確認ください。