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動画を見る:Threading Your Baby Lock Alliance(Sew At Home Classes)
単針だからといって、色替えに時間を取られる必要はありません。Allianceは4本立ての糸スタンドと自動針糸通しを活かせば、段取り良くスムーズに稼働できます。ここでは、動画の手順を日本語で整理し、迷いやすいポイントを「見落としゼロ」で通過するコツをまとめました。

学べること
- 4本立て糸スタンドの活用と“ステージング”の意味
 
- 上糸通しの正しい番号ルート(丸なし番号)と注意点
 
- 自動針糸通しの使い方(2回押しの流れ)
 
- 次色の準備から「結んで引き抜く」色替えテクニック
 
- 上糸テンションの初期目安とチェック方法
 
なぜ単針なのに4本立て糸スタンド? 単針機でも多色刺繍は当たり前。そこで役立つのが、糸スタンドに4色を“ステージング(事前準備)”しておける仕組みです。あらかじめ使う順に糸端を整えておくことで、色替えごとの段取りが短縮され、作品の流れを止めにくくなります。実際、Allianceのスタンド上で次の色を通し口まで準備し、専用のカッターで保持しておくと、切り替えのストレスがぐっと減ります。なお、他社の枠やアクセサリーについては本動画では扱われていません(例として市場にはbabylock 刺繍枠など関連用語がありますが、本記事では機能解説のみを行います)。
手順で理解する:Allianceの上糸通し 最初に確認するのは「どの番号ガイドを使うか」。Allianceには番号付きの通しルートが示されていますが、上糸通しで使うのは“丸で囲まれていない番号”です。丸付きはボビン巻き用なので混同しないよう注意します。

上糸に使う糸端は、指で軽くねじって細く整えるとガイドに通しやすくなります。これは細部の作業性を上げる小さな工夫。糸がばらけやすいと感じるときに試してみてください。なお、磁気式の枠など別アクセサリーの情報(例えばbabylock 磁気 刺繍枠や磁気 刺繍枠 for babylock)は本動画の範囲外です。必要な場合はメーカー資料や販売店情報をご確認ください。
上糸通しの実手順(スプールからテンションまで)
- #1ガイドに“背面から前面”へ通す。
 
- 続いて#2へ。ここを飛ばすと後工程で引っかかりやすくなります。
 
- プレテンションディスクの下をくぐらせ、メインのテンションダイヤルに回しかける。
 
- メインダイヤルの下のテンションディスクにもしっかり収める(“カチッ”と座るイメージ)。
 
ここまでで“上糸の骨格”が決まります。ダイヤル横から見える線が2.5〜3本程度なら初期の目安に。

プロのコツ
- どこかを省略すると、縫い始めの糸切れやステッチの不均一につながります。違和感があれば、ためらわずに一度上糸を戻してルートを再確認しましょう。磁気 刺繍枠 for babylock 刺繍ミシンなどの用語を見かけても、本機の通し手順とは無関係です。混同しないよう、通しは常に番号に忠実に。
 
テンションから天秤(テイクアップレバー)へ テンション周りを通したら、溝を「下→上」とたどってテイクアップレバーに糸をかけます。レバーのフックに確実に収まっているかが重要。見落とすと縫いが成立しません。必要なら手回しでレバーを最上点に持ち上げ、右から左へかけ直します。

さらに溝を下り、ニードル上部のメタルガイド(位置#6)を通過。ここでアンテナ側の内蔵スレッドカッターで余分を整えられます。糸端を整えておくと、この後の自動針糸通しがぐっと成功しやすくなります。
注意
- テイクアップレバーを外していると、上糸が引かれずループや糸絡みの原因に。レバーは“必ず通す”を合言葉に。
 
自動針糸通しをマスターする 最後の難関は針穴ですが、Allianceには自動針糸通しが搭載。コツは“準備→押す→整える→もう一度押す”という2ステップの流れです。
1) 特殊ツールで上ガイドに糸を置く 付属のフォーク状ツールで、針の上にある小さなガイドへ糸をすっと差し込みます。これができると成功率が大幅に上がります。

2) 液晶の針糸通しボタンを押して機構を起動 スクリーンのアイコンをタッチして機構を降ろします。

3) 針を囲む2本のツメの下に糸を滑り込ませ、左側の小さなフックにも引っかける ここがもっとも細かい操作。糸が上ガイドと左のフックに“掛かっている”状態を確認しましょう。

4) 右側のカッターで糸端を整える 糸端を右のカッターでスッと切って、余分をなくします。

5) もう一度ボタンを押す 機構が戻ると針穴から前後方向に小さなループが出てきます。これで完了です。
クイックチェック
- ループが前から後ろへ抜ける形で出たか。
 
- 糸が上ガイドと左フックに確実にかかっていたか。
 
- うまくいかないときは一度機構を戻し、ガイド・フックの掛かりを整えてから再挑戦しましょう。
 
色替えを電光石火で進めるコツ Allianceの強みは、次色を“スタンド上でステージング”できること。次に使う糸を空いているピンに置き、#1ガイドを背面から前面へ通したら、アンテナの白いガイドに沿って進め、先端を内蔵の糸ホルダー兼カッターに差し込んで固定しておきます。

こうしておけば、現在の色が終わった瞬間に、ほぼ止まらずに切り替え可能。糸端はすでに待機しているので、迷いがありません。

“結んで引き抜く”方法(最短の色替え)
- 現在色が終わったら、いったん針から上糸を外し、上方向(アンテナ側)に戻します。
 
- 旧糸の端をアンテナのカッターに保持。
 
- ステージング済みの新糸の端を取り、旧糸の端と小さな結び目で連結。
 
- 針元へ移動し、旧糸をやさしく下方向へ引きます。ガイドとテンション群を通って新糸が針元に現れます。
 
- 結び目の手前でカットし、自動針糸通しで新色を通します。
 
結び目はできる限り小さく。大きいとガイドやテンションで引っかかる原因になります。

プロのコツ - 引く力は“やさしく一定”に。強く引くと糸切れや部品への負荷の原因に。結び目が止まったら、無理に引かずガイド近くで手助けします。

視聴者の気づきに学ぶ - 「毎回通し直すのは大変?」という声に対して、この“結んで引き抜く”方法は色替えの所要時間を大幅短縮できます。とはいえ、糸の消費を気にする場合は、手慣れた手通しで対応する選択肢もあります。

- 「結び目がテンション付近でほどける」という指摘もありました。結び目を確実に、できるだけ小さく作ること。通過時は急かず、引っかかりを感じたら一旦ストップして位置を整えましょう。

注意 - 結び目が大きいとテンションディスクで止まります。止まったら通路をたどって手助けし、難しければ上糸をかけ直してください。

テンションについての短いメモ 上糸テンションの初期目安は、メインのテンションダイヤルを横から見て“2.5〜3本線”が見える位置。これはあくまでスタート地点です。糸や布、安定紙の条件で最適は変化します。試し縫いで上糸と下糸のバランス、表裏のステッチ見え方を確認しながら微調整しましょう。なお、他ブランドのアクセサリー用語(例:dime 磁気 刺繍枠 for babylockやsnap hoop monster for babylock)は本動画の解説対象外です。
クイックチェック
- 上糸ルートは“丸なし番号”のみを通っているか。
 
- プレテンション→メインテンション→下側ディスク→テイクアップレバー→#6ガイドの順で抜け漏れなし。
 
- 針糸通し前に糸端を整えたか(右のカッターで)。
 
- ステージングした次色は#1ガイドを通り、アンテナのホルダーで固定されているか。
 
- 色替え時、結び目は最小・滑らかな形か。
 
トラブルシューティング
- 糸が切れる:上糸ルートの抜け(特にテイクアップレバー)や、テンションのかかり過ぎが疑われます。いったん全戻し→番号順で掛け直し→テンションを目安値に。必要なら微調整を。関連アクセサリーの有無(例:baby lock 磁気 刺繍枠)は本件に直接関係しません。
 
- 自動針糸通しが効かない:上ガイドと左側の小フックの“掛かり”を必ず確認。糸端の長さと張りも整えてから再トライ。
 
- 結び目が詰まる:結び目を小さく作り、引っかかりを感じたら無理に引かず手でガイド通過を補助。詰まりが強い場合は切って最初からかけ直します。
 
- どうしても通せない:メーカーのサポート窓口の案内がコメントで紹介されています。ハードの不調が疑われるときは専門サポートへ。
 
コメントから:視聴者の声と補足情報
- ズームで見たいという要望:細部の可視性は上達の近道。メーカー側からは今後の動画でクローズアップ機材を増やす旨の返信がありました。
 
- リフレッシャーとして有用という声:手順の再確認に本記事のチェックリストも活用してください。
 
- 縫っている様子を見たい:メーカーから、YouTubeチャンネルやオンラインクラスへのリンク案内がありました。動作の全体像を掴むのに有効です。
 
- 糸やコーンサイズの質問:コメントでは具体銘柄と長さのやりとりがありましたが、購入は各販売店の案内に従ってください。
 
- 企業サポートについての意見:サポート体制の印象は地域や状況で差が出ます。機械トラブルは正規サポートの指示に従うのが安全です。なお、他ブランド比較やアクセサリー(例:baby lock 磁気 刺繍枠、磁気 刺繍枠 for brother)は本動画の範囲外です。
 
補足:用語について この記事では動画の内容に厳密に基づいて解説しています。市場には多様な刺繍枠・アクセサリーがありますが、それらの仕様や適合については本記事では扱いません(例:磁気 刺繍枠、dime 磁気 刺繍枠、磁気 刺繍枠 embroidery)。詳細は各メーカーの公式資料をご確認ください。
