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動画を見る:DIY Sublimation Hat Patches: Make Your Own Raggy Hat Patches(The Sarcastic Crafter)
今季トレンドの“ラギー”なハットパッチを、あなたのデザインで。ポリエステルリネンに昇華転写して、ほつれの表情を楽しむパッチを作り、帽子へしっかり装着するまでを、動画の手順どおりに追いかけます。

– こんな方に ・発色良く、すぐ売り場に並べられるクオリティのパッチを作りたい。 ・ほつれを“味”に変えるラギー仕上げをやってみたい。 ・サイズ感(4インチと3–3.5インチ)の見え方を比較したい。
学べること
- Silhouette Studioでのレイアウトとミラー設定、11×17インチ用紙でのプリント準備
 
- 385°F/60秒での昇華プレス手順と重ね順(バッチャーペーパー、テープ固定)
 
- きれいにほつらせるコツとFray Checkでのストップ方法
 
- Aileen’s Fabric Fusionで帽子へ密着させる方法とズレ防止の押さえ方
 
はじめに:ラギーな昇華ハットパッチとは? 人気の理由は“カスタムできること”と“立体感”。ポリエステルリネンへ昇華したグラフィックの外周をあえてフリンジにし、Fray Checkでほどよいところで止めることで、ヴィンテージ感のあるラギー(raggy)に仕上がります。サイズは4インチが“主張強め”、3〜3.5インチは“日常づかい寄り”。動画でも装着イメージを見せながら、4インチはかなり大胆、3.5インチ前後はやや控えめとコメントしています。
注意 - 素材は“100%ポリエステル”が鉄則。これ以外だと発色が鈍くなります(動画でも強調)。

- 昇華はミラー必須。ミラー忘れはやり直し不可の代表例です。
 
必要な道具と素材をそろえる
- 帽子(トラッカー系など好みでOK)
 
- 100%ポリエステルのリネン生地(端が自然にほつれるタイプ)
 
- Aileen’s Fabric Fusion(布用強力接着剤)

- Dritz Fray Check(ほつれ止め液)

- 昇華用紙、耐熱テープ、バッチャーペーパー、はさみ、コロコロ(リントローラー)
 
プロのコツ
- 生地の購入時、組成表示で“100% Polyester”を確認。店頭名は動画内で特定されていませんが、ホビー系量販店で入手可能でした。
 
- 作業台はFray Checkや接着剤で汚れやすいので、紙で養生してから。
 
デザイン配置とプリント準備 Silhouette Studio(無償)で、デザインを読み込み→ミラー→サイズ調整→用紙設定→プリントへ。

手順 1) File > Mergeでデザインを配置し、作りたいパッチのサイズに合わせて縮尺(例:最大4×4インチ相当)。 2) Page SetupでMachine: none、Cutting Mat: none、Media Size: customに。用紙は11×17インチを指定(プリンター側の設定も一致させる)。 3) プリント時は、昇華用のプリセット(例:11×17 Adobe)を選択し、プレビューでミラー状態とサイズを再確認。

クイックチェック
- ミラー設定はできている?
 
- 物理用紙サイズとソフトのMedia Sizeが一致している?
 
補足
- プリンターはEpson ET-15000(動画)。具体的なカラープロファイルやICCの詳細は動画では未提示です。
 
ポリエステルリネンへの昇華転写 まずプレス機を385°F(約196℃)/60秒にセット。ポリエステル100%なら400°Fまで上げなくても十分に発色しました(動画の実演)。

重ね順とコツ - 下から:加熱台 → バッチャーペーパー → 生地 → デザイン面を下にした昇華用紙(四隅を耐熱テープで固定) → バッチャーペーパー。

- プレスは60秒、中圧。終わったら一気に剥がし、ゴーストがないかチェック。
 
前準備(品質を決める要所)
- 生地を数秒プレプレスし、シワ・水分を飛ばす。
 
- コロコロで繊維くずを除去。これを怠ると白点や気泡の原因に。

結果 385°F/60秒で鮮やかに転写。発色不足を感じたら、素材と環境に合わせて温度・時間を微調整してください。

エッジをフリンジ(ラギー)に仕上げる デザインの周囲を残してカット。外周に“ほつれ分”の余白を確保するのがポイント。

フリンジの作り方
- 先端の糸をピンセットやウィーディングツールで少しずつ引き出す。
 
- デザインに侵食しない範囲で、フリンジの量を調整。

Fray Checkでストップ
- 作業台を紙で養生し、Fray Checkをフリンジ全周に塗布。
 
- ボトル口は密封されているので、針などで穴開けが必要。
 
- 15〜30分で乾燥(動画では温かいプレス台上で置き乾燥)。

注意
- 濡れた状態で触るとフリンジが乱れたり、液が移って輪郭が汚れることがあります。完全乾燥を待ってから次工程へ。
 
パッチを帽子に装着する
- パッチを裏返し、Fabric Fusionをまんべんなく塗布(特にエッジ)。
 
- 帽子のセンターラインに合わせ、ずれないようしっかり圧着。浮きが出たら追加で押さえます。

プロのコツ
- エッジの接着剤が薄いと浮きの原因に。最初から外周にしっかり塗ると安定します。
 
- 濡れ染みのような斑は乾くと透明になります(動画でも“乾けばクリア”と説明)。
 
仕上がりチェックとサイズ考察 - 完成直後は接着剤が湿って見えることがありますが、乾けばクリアに。複数色の帽子との相性も良好でした。

- サイズ感:4インチは存在感大。3.5インチ、3インチは落ち着いたバランス。動画では、4インチが“大胆”、3–3.5インチを次回試したいとの所感でした。

メンテナンス
- 洗濯耐久について、コメントでは“毎日外作業で使用しても問題なし”という投稿者の実体験が共有されています(ただし長期的な耐候・耐洗検証は動画内で未検証)。
 
トラブルシューティングとプロのコツ
- ゴーストが出る:用紙の固定(耐熱テープ)と“ワンアクションでの剥がし”を徹底。1枚丸ごと転写時も四隅固定で安定。
 
- 白点が出る:コロコロ不足が原因。プレス直前にも軽くかけると安心。
 
- フリンジが広がりすぎる:Fray Checkを追加塗布。乾燥を待ってから再調整。
 
- 位置ズレ:センター合わせの目印を先に確認。装着前に“当ててみる”予行を。
 
クイックチェック
- ミラー済み?用紙サイズ一致?
 
- 385°F/60秒・中圧の設定確認はOK?
 
- フリンジの余白を残してカットした?
 
- Fray Checkは完全乾燥した?
 
- 接着はエッジ重点で全面に行き渡った?
 
コメントから:よくある質問に回答
- 用紙は? → 視聴者の質問に、投稿者が“Asub 120”を使用と回答。
 
- プリンターは? → Epson ET-15000を使用(動画内言及)。
 
- 接着剤の持ち → 投稿者いわく「とても良好。外作業でも問題なし」。
 
- ソフトは? → Silhouette Studio推奨。Photoshop等でも可との返信。
 
- アイロンで代用できる? → 動画・コメントともに明確な情報なし(未回答)。
 
参考:応用・拡張のヒント
- ラギーパッチの雰囲気を刺繍で表現したい読者も。コメントでも“刺繍ミシンが次かも”という声がありました。刺繍運用に移行する場合、マグネット式の刺繍枠は厚手や湾曲素材の固定に便利とされます(本記事では実演なし)。例えば、brother 磁気 刺繍枠 を検討する読者もいれば、babylock 磁気 刺繍枠 や snap hoop monster for babylock の情報を収集するケースも見られます。また、工業寄りを目指す人は mighty hoop tajima や barudan 磁気 刺繍枠 といった選択肢を比較検討してもよいでしょう。さらに家庭用の拡張として bernina 磁気 刺繍枠 に関心を持つユーザーもいます。
 
サイズ早見と使い分け(所感ベース)
- 4インチ:主張強め。イベントや“推し”アピールに。
 
- 3.5インチ:バランス型。日常使いと写真映えの均衡。
 
- 3インチ:控えめで上品。小顔・低めクラウンの帽子に。
 
安全と作業環境
- ヒートプレスは高温。耐熱手袋を推奨(動画ではPPE詳細なし)。
 
- 接着剤とFray Checkは換気の良い場所で。作業面は紙で保護。
 
よくある失敗を防ぐメモ
- 生地の組成誤り(ポリエステル以外)→発色低下。購入時の表示確認が最短の保険。
 
- フリンジの取りすぎ→デザイン侵食。端から“少しずつ”が鉄則。
 
- エッジの接着不足→浮き・剥がれ。外周は特に厚めに塗布。
 
素材・仕様に関する補足
- 使用生地の正確な製品名は動画で明示なし(購入先はHobby Lobby)。
 
- プリンターの詳細設定(ICC等)は動画では別動画参照の案内のみ。
 
- 接着剤の完全硬化時間は“数時間必要”という文脈で、具体分は未提示。
 
最後に 完成した“Be Kind”“Small Business Owner”“Mama”“It’s Fall Y’all”の4種はどれも鮮やか。色数の多いデザインでも、ポリエステル100%×385°F/60秒で十分な再現が得られました。あなたの次の一手は、グラフィックの世界観と帽子の配色をどう響かせるか。サイズの微調整を楽しみながら、ベストな“主張”を見つけてください。
ミニFAQ(抜粋)
- ベース生地は? → 100%ポリエステルのリネン。
 
- プレス条件は? → 385°F/60秒(ポリエステル100%で実演)。
 
- Fray Checkは必須? → フリンジを止めたいなら推奨。
 
- 接着剤の跡は? → 乾くと透明に。濡れ染みは焦らず乾燥を待つ。
 
補足リンク風メモ
- 刺繍派向けの情報収集キーワード例:mighty hoops for brother pr1055x、dime 磁気 刺繍枠、snap hoop for brother(本記事では昇華パッチのみ解説)。
 
